中国に学べ!【13】

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好評のチャイナホリックMUさんの『中国に学べ!』シリーズ!第13弾

今回は身近な食べ物の凄いパワーを紹介しますね!ではどうぞ!(^^)

すっかり夏の風情ですネ

ビワ

近くでこんな実を結ぶ「びわ」を見かけました。

おいしく懐かしい味のびわですが、食べる機会はそう多いとはいえません。

ところで、びわといえば、暑気ざましなどにも効果のあるれっきとした漢方薬です。

「本草綱目」にも、「胃を和し、気を下し、熱を清し、暑毒を解し、脚気を治す」と薬効が説明されています。

ただし、使うのは実ではなくですが・・・

《枇杷葉》

●仏教医学における枇杷葉の薬能

枇杷の葉を使った治療法は、元々仏教医学として日本に伝わったものです。古いインドの教典の中には、枇杷の木「大薬王樹」枇杷の葉「無憂扇」と記載されていて、万能薬として様々な病気に用いていたようです。

大般若経巻第九には、「薬効のある植物は色々あるが、大薬王樹(枇杷の木)と呼ばれるものは特に優れている。枝・葉・根・茎の全てに薬効成分が含まれており、水や蜜、牛や山羊などの乳に混ぜて服用してもよく、粉末にしても、丸剤にしてもよし、傷に塗っても良し、香りを嗅いでも、身体に炙っても、手に触れただけでも、生けるもの全ての病気を治す。」と説かれています。

●東洋医学における枇杷葉の薬能

東洋医学的にみた枇杷葉の働きには、熱を泄し、肺気を清め、咳を止め、胃逆を降ろし、吐き気を止める働きがあるようです。

日本には、奈良時代に中国を経て仏教とともに伝わりました。730年に光明皇后が創設した施薬院と呼ばれる治療所で枇杷療法が行われていたと伝えられています。江戸時代には、枇杷葉に香・呉茱萸・肉桂・甘草・莪朮などを配合した「枇杷葉湯」が暑気払いによいと、江戸の町を売り歩いたと伝えられています。

枇杷葉の有効成分と薬理作用

現代の科学による薬理的な分析によると、ビワの葉の成分には、ブドウ糖、ショ糖、マルトース、デキストリン、酒石酸、リンゴ酸、サポニン、タンニン、アミグダリンなどが含まれており、その有効成分はビタミンB17に分類されるアミグダリンと言われています。

アミグダリンの加水分解によって生じるHCNは、気管支の知覚神経を鎮静し、またサポニンには去痰作用があると言われています。(三砂堂漢方伝統医学研究室HP参照)

(用法の一例)

あ せ も:葉を3枚ほどちぎり、水0.5リットルで煮出し、冷めた汁で患部を洗うようにします。

打撲・捻挫:ビワの葉約30枚を水洗いして、1センチほどに刻み、水気をとってから広口びんに入れ、ホワイトリカーを葉が浸るまで注ぎ、2~3週間おいてからこれをこし、脱脂綿に浸して患部にあてます。その上から乾いたタオルなどをのせて、さらにカイロで暖めます。これは前もって作っておくとよい。

咳止め、暑気あたり:胃腸病には、葉2枚をちぎり、水0.4リットルを加えて煎じ、約2分の1の量まで煮詰め、適当なときに飲むようにします。

次回に続く・・・by チャイナホリックMU

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