兵庫鍼灸 『鬼手仏心』

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

先日、私が好きな言葉として、『守破離』についてお話させて頂きました。

実はもう1つあります。『鬼手仏心』という言葉です。

今日はこの言葉についてお話します。

『鬼手仏心』

もともとは仏教用語だそうですが、外科医を表す言葉としてよく用いられます。

メスで人のお腹を開いて臓物をいじくり回したり、手足を切ったり付けたり、まるで鬼の所業を

しているが、相手を助けたいという仏の心から、持てる技術を駆使して人を救う医師のことを

表現しているとして、医師がよく座右の銘などにされているようです。

私は鍼灸師です。

患者さんには鋭い鍼を刺しますし、火の付いたお灸を患者さんの体の上に乗せることもします。

傍から見れば、まるで鬼の拷問のように見えるかもしれません(^^)

でも心の中は、相手の痛みや苦痛を早く取り除いてあげたいという気持ちで一杯なんです。

体が悲鳴を上げている。そんな箇所には鍼灸師として当然のこととして、鍼も灸もします。

それが患者さんにとって最も良い治療だと信じているからです。

実際のところは、鍼といっても髪の毛ほどの細さですから、ほとんど痛みもなく、灸にしても

米粒大の艾を使って、ジワーッと温かくなるような熱感を加えるのが鍼灸治療の基本です。

そりゃ患者さんの症状具合によっては、ビシッと効かせる鍼・灸をしなければならない時も

ありますよ(^^;>

しかし、それが患者さんにとって本当に必要な事だと分かっているからできる事なんです。

『鬼手仏心』

この言葉を常に心に刻み、この言葉を常に実践し、体現できる鍼灸師として生きていきたいと

心から思っています。

一人一人の患者さんとの出会いを大切に、一回一回の治療を大切にして、これからも臨床生活

を続けていきたいと願っています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

 友だち追加