兵鍼のBコース

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ご存知の方も多いと思いますが、2018年にはり師・きゅう師養成施設(鍼灸学校)の指導時間数は法律(あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師に係る学校養成施設認定規則)によって定められています。

この認定規則が2018年に改正となり、それまで88単位以上で2,475時間以上と定められていた総単位数、最低指導時間数が、94単位以上で2,655時間以上となりました。

この時間数は指定された教科の学習をし、国家試験に合格するためには十分な時間数と考えられているわけです。

この増加した単位数、指導時間数の中で、質の高いはり師・きゅう師を育てるための時間配分をするよう要請されているわけです。

兵庫鍼灸専門学校では創立以来、実学主義、臨床主義を貫き学生たちの技術・資質向上のための取り組みをしてきました。授業配分で実習時間の割合を増やしたり、限られた登校時間の中で授業以外の時間を使って、ゼミやクラブ方式で臨床技術の伝承を行ってきたわけです。

これまでも、現役のはり師・きゅう師が構成する団体(鍼灸師会)と、鍼灸学校の団体(学校協会)で取り上げられる問題がありました。鍼灸師会では、新しく誕生する鍼灸師の医学モラルと技術力の向上はもっと鍼灸学校で教育して欲しいと考えています。鍼灸学校では教育時間に限りがあり、国家試験に合格させるために時間を割くので卒業後に業団で技術指導や倫理教育をして欲しいというものです。

設立時の設置母体が兵庫県鍼灸師会である兵庫鍼灸専門学校では、設立当初からこの問題に取り組んで来ました。

医療人としてのモラル、姿勢の指導も取り入れてきましたので、他の鍼灸学校と比べると厳しい学校であるとの評価を受けています。学生の皆さんも多少の窮屈さを感じているかもしれませんね。

指導時間数も今回の法律改正では2.655時間ですが、それ以前から2700時間を確保し、加えて前述のようなゼミ活動、クラブ活動、春休みの中国研修なども盛り込んで指導してきたわけです。

この度の2019年度からの学則変更では、今後の社会情勢等も鑑み、指導時間帯を大幅に変更することとしました。

それに合わせ、従来の2,700時間で指導を行うコース(Aコース)に加え、さらに指導時間を増やしたBコースを設定することにしました。これによって、これまで参加している学生にしか伝えることのできなかった臨床力を学生諸子に伝えることができるようになるのです。

日本の医療は高齢化、多様化社会の中で大きな転機を迎えることが予想されます。政府は、保健制度の見直しを含め、セルフメディケーションを訴え、自由診療へと移行することも考えられます。

すれば、医療者として生き残るためには患者主義に立って患者を治す臨床力を持った鍼灸師となる必要があるのです。

こうした、考えで「国家試験に受かるのは当たり前、臨床力をつけるなら兵庫鍼灸専門学校」となるようにしていきたいと考えています。

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