高校生が専門学校を訪問して、いろいろな職業を体験するトキメキ仕事体験。
主に夏休みを活用して様々な職業を実際に体験してみて将来の自分の仕事について考えてもらう企画です。
先日、兵庫鍼灸専門学校でも鍼灸師の仕事体験を希望する高校生に向けて、鍼灸師のお仕事についてお話させていただきました。
鍼灸師は、その名の通り、鍼とお灸を使って患者さんの治療を行います。
お灸には「もぐさ」という道具を使用するのですが、今回はもぐさ作りにチャレンジしていただきました。

もぐさはヨモギという植物から作られます。乾燥させたヨモギの葉っぱをすり鉢とすりこ木でひたすらすり潰し、ザルでふるいにかけ不純物を取り除いていきます。何度も何度もその作業を繰り返していくうちに、不純物は取り除かれ、ヨモギの葉の裏にある線毛という細い線維が残り、ようやく「もぐさ」が出来上がります。
せっかく頑張って作ってもらったもぐさ。
それを使い、様々なお灸のやり方を練習・体験していただきました。
本当に若い子は技術の飲み込みが早いですね。
白衣を着て鍼灸師の先生役になっていただき、最後にはお灸を私にしてもらいました。
今後、将来の仕事として、鍼灸師も考えてくれたらうれしく思います。