今日も猛暑日・・・

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ふっちーです。


今年の夏も猛暑日が続きますね。


こんな猛暑日は熱中症になりやすいです。


熱中症とは体温が高くなることと、大量に汗をかくために脱水症状や電解質の不足によって起こる症状のことです。
熱中症を予防するには、体温を上げないようにすることと、水分を補給することが大切です。


さて、みなさんは水分を何で補給していますか?


水やお茶を飲む人も多いですが、ナトリウムやカリウムなどの電解質を含んだスポーツドリンクを飲んでいる人も多いと思います。


ではこのスポーツドリンクの成分を見てみましょう。
電解質以外に、砂糖や果糖ブドウ糖液糖という形で糖分が含まれています。


これには理由が2つあって、まずひとつめは水分の吸収効率を上げるためです。
水分は主に小腸で吸収されますが、このとき電解質と糖分をいっしょに吸収したほうが吸収効率が良いためです。
なのでスポーツドリンクの他に『経口補水液』という脱水症状の治療に使う飲料にも電解質と糖分が含まれています。


もう一つの理由は『飲みやすくするため』です。
実は経口補水液は、水分の吸収効率をが最も良くなる分量の電解質と糖分を配合してあるので、スポーツドリンクと比べると電解質の量が多く、糖分の量は少なくなっています。
そのため、経口補水液は苦しょっぱいような味で、あまりおいしくありません。
そこでスポーツドリンクは、電解質を減らし、糖分を増やすことで飲みやすい味に調整してあります。


そのため、スポーツドリンクにはけっこうな量の糖分が含まれています。


例えば、某スポーツドリンクには100mlあたり6.7gの炭水化物(糖分)が含まれています。


これは角砂糖に換算すると約2個分なので、500mlのペットボトル1本分飲むと、角砂糖10個分の糖分を摂取することになります。角砂糖10個、一気食いできますか?


これだけたくさんの糖分を一気に摂取すると、これらの糖分は血液中に吸収され、血糖値が上昇します。


血糖値が上昇するとインスリンというホルモンが膵臓から分泌されて血糖値は下がりますが、スポーツドリンクを大量に飲み続けていると、血液中にどんどん糖分が吸収されるので、血糖値が高い状態が続きます。


血糖値が高いと喉が渇くので、さらにスポーツドリンクを飲む、血糖値が上がる、という悪循環を繰り返していると、血液中にケトン体という物質が増えていき、そうすると意識障害を起こしたりするケトアシドーシスという状態になります。


このケトアシドーシスという状態は、重症の糖尿病の患者さんによく起こるのですが、それと同じ状態がスポーツドリンクをはじめとするペットボトル入り清涼飲料水を多飮する人にも起こることから『ペットボトル症候群』とも呼ばれています。


なので水分を補給するときには、なるべく糖分の入っていない水やお茶を飲むようにしましょう。


「汗で電解質が失われるので電解質の補給を」と思うかもしれませんが、汗に含まれる電解質は微量なので、通常の食事等で十分摂取できます。


気象庁の発表では当分猛暑日が続きそうなので、みなさん熱中症に注意して夏をお過ごしください。


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