第17回大阪漢方鍼灸医学セミナー 印象記

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

令和元年7月28日(日) に森ノ宮医療学園専門学校にて、第17回大阪漢方鍼灸医学セミナーが開催されました。

第1講座では、「こどもの症状には小児はりを~小児はりの基礎と実際~」とのテーマで、日本小児はり学会会長で森ノ宮医療大学客員教授の井上悦子先生にご講演と実技披露をしていただきました。

小児はりの歴史から、様々な小児はりの紹介、小児はりの普及にご尽力された様々な先生方の「小児はり施術動画」など、貴重な資料を公開していただきました。

今回のセミナーでは、事前に親子同伴での参加を募ったこともあり、受講者のお子様も数名参加してくださいました。

実技では、少しでも小児はりの実際の雰囲気を受講者に体感していただくため、参加してくれたお子様に対する施術をご披露いただき、小児はりの方法や刺激の強さなどを間近で学べました。

大勢の受講者に囲まれて最初はとても緊張していたこどもたちも、井上先生の施術でリラックスし、満面の笑顔に! 笑顔が飛び交う実技公開となりました。

第1講座と第2講座の間の漢方ミニレクチャーでは、「小児に対する漢方治療の注意点」とのテーマで、夙川ささきクリニック院長の佐々木一郎先生にご講演いただきました。

佐々木先生には毎回、様々な症状に対する漢方治療をご講演いただいておりますが、今回のレクチャーでは、小児と成人との違いを比較しながら、小児がかかりやすい病症に対する代表的な漢方処方や注意すべき方剤、漢方薬の飲ませ方の工夫などをご説明いただきました。

第2講座では、「小児の漢方治療」とのテーマで、あべ医院(島根県出雲市) 院長の福原恵子先生にご講演いただきました。

五臓の病を呈した小児の症例と、それらに対する漢方処方例(抑肝散や小建中湯、六味丸など)を分かりやすく説明してくださいました。

特に、「胎毒」について、胎児期における母体からの影響は誕生後にも影響を与えるというお話や、東洋医学的にみた小児の特徴のお話はとても興味深いものでした。

また、お子さんとお母さんの両方に漢方薬を処方することによりお母さんの体調が安定すると、お子さんの症状も早く回復に向かうことがあるという臨床ならではのお話も織り交ぜ、西洋医学と東洋医学それぞれの長所を利用した治療を行うことが大切であると教えていただきました。

次回、第18回大阪漢方鍼灸医学セミナーは、「消化器系領域」をテーマとし、令和元年11月24日(日)に森ノ宮医療学園専門学校にて開催を予定しております。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

 友だち追加