私が一時期好んで読んでいた斎藤一人さんの言葉です。
「あなたが輝くために出来ること、やれることってたくさんあります。でも、それらをいっぺんにやろうとすると続かないから、少しずつやるといいよ。昨日よりちょっとだけできればそれでよし!昨日よりできない日があってもそれでよし!少しずつ、少しずつでもやっていけば結局自然にできるようになってしまうんだよね。人生って意外と楽なもんだよ。」
これを、自分に置き換えてみました。
「自分が輝く(社会人として一人前)になるために、やれることやるべきことはたくさんある。
でも、それらを一度にやろうとすると続かなかったり、三日坊主になってしまう。
だから、少しずつやることにしよう。昨日よりちょっとだけでもできればそれでよし!
少しずつ、少しずつでも続けていけば結局できるようになってしまう。
人生って意外と楽なもんだと思えるようになる。」

と読み替えて、現在の自分を1として、1日に0.1%でも成長できたらと思って計算してみました。
今日の自分を1とすると、毎日昨日より0.1%成長の場合、1カ月で約3%成長、6カ月で約20%成長、1年で現在の1.4倍以上に成長できるんです。
毎日昨日より0.5%成長すると、1カ月で約16%、6カ月で145%、1年で現在の6倍にまで成長できます。
もし、 毎日昨日より1%成長したなら、1カ月で34%、6カ月で500%、1年では36倍にまで成長します。
これは、1日に費やす時間やの作業量を徐々に増やしていくということではなく、抽象的にはなりますが、知識量とそれを利用する能力とでもいえばよいでしょうか。。。
子供時代から学生時代の学校での学習は、基礎知識の修得に時間を割き、その使い方を身に付けているわけですからその成長の度合いはもっと大きいでしょう。
社会人になってからは、自己研鑽がこの成長を支えるものとなりますね。
日常の生活に追われ、自分の成長のための努力をおろそかにしがちですが、目標があるならそれに向かって成長するための努力を忘れないようにしないといけません。
目標に到達するまでの力量が現在1であれば、1日0.1%ずつでも続ければ1年後に1.4倍、2年後には2倍、5年後には4倍以上、10年後には36倍にも膨れ上がるわけですから、目標に到達する力量は十分備わってくると考えられるのではないでしょうか。
成功者と成功しなかった人の差は、成功へ向かって歩み続けたか、途中で止めるか道をそれたかの差と言われます。

鍼灸師としての目標を達成するためには、臨床に必要な技術の修得、知識の修得。そのための自己研鑽。
ビジネスマンとして目標を達成するためには、その成功に必要な知識、手段、ノウハウの習得のための自己研鑽。
併せて人間としての成長も必要なので、人間性を磨くための自己研鑽。
まずは、目標を具体的に定め、それに向かっているということが認識できるように手帳に書いたり、紙に書いて見えるところに貼って、自分に刷り込むことが大切です。
私ごとになりますが、私の目標は「今の自分は幸せな人間だ」と言える人間になりたいというのが人生目標です。
そして、何が幸せかをいろいろ考えます。
幸せというのは、自分の価値観に依存するものという考え方が一般的です。
経済力、知性、人気などという外部からの評価は関係ないといわれることが多いです。
いやそんなことない、お金持ちは幸せだろうといわれるかもしれませんが、人にはそれぞれ幸せを感じる基準点があり、それは人によって異なるもので、一般論で語れるものではないというのが定説です。
この基準は生まれながらに持っているともいわれなかなか変えることができないものとされています。
人の思考パターンを変えることが難しいように、この幸せ基準を変えることもなかなか難しいとされます。
ネガティブな考え方をポジティブな考え方に変える為には、セミナーに参加したり、カウンセリングを受けたりしながら、自己対話を繰り返し行うことが有効とされ、心理学的なテクニックもマニュアル化されたりしています。
幸せ基準も同じで、内面からポジティブに変わることで幸せと感じることが多くなるのではないだろうかと思っています。

そのポジティブ心理学の調査結果として次のような発表があります。
*男女でどちらの性別が幸せということはない。
*年とともに人生の満足度は上がる。
*幸せな人には良い友人がいる。
*幸せな人は友人や家族を大切にする傾向がある。
*幸せな人は感謝を忘れない。
*利他主義は好意を受ける側ではなく与える側に幸福をもたらす。
*好きな仕事に没頭している人は幸せである。
*責任が伴うことは、それがとても大きな責任であっても、それ自体が不幸の原因となるわけではなく、責任がないからといって幸せになれるわけではない。
*北欧の人たちは世界で最も幸福だと感じている。
北米や南米、中米、スペイン人も幸せと感じている。
ヨーロッパやイギリスはあまり幸せとは感じておらず、
東欧やアフリカは幸せと感じている人が非常に少ない。
韓国や中国、日本など「儒教の国」では幸福度が低いと感じる人が多い。
(ポジティブな感情と同じくらいネガティブな感情が見られる)
この調査から
「友人や家族を大事にし、感謝を忘れず、自分のことばかり考えず他人を気遣う、そして好きな仕事(価値ある仕事)に没頭する。」
と幸せを感じることができるのではないでしょうか。
加えてお金に関しては、「人生において大切なものではあるけれどお金の量は幸せの量に比例するものではない。お金は幸せをつかむためのリソースではあるけれどお金を稼ぐことが最終目標になってはいけない。」と考えているわけです。
私も、こうした目標に向かって日々研鑽していきたいと思います。
皆さんもどうか目標達成、夢実現のために毎日少しずつでも前進するための努力を続けられることをお祈りします。